今年、新居に入居したり、キッチンをリフォームした方、お正月になってから、お餅が焼けないパニックに陥らないにしましょう。
それは古いガスコンロにはなかったSiセンサーなる安全装置(上の写真の中央の銀色の部分)が、いまのガスコンロには備えられていて、ふつうには焼き網が使えないからです。
なぜ、ガスコンロに焼き網を載せて餅を焼けなくなったのか、対策としてはどうすれば餅を焼けるのか……説明していきますが、とりあえずの解決方法はこちら。
いまのガスコンロはすべて焼き網が使えないSiセンサー付き
わたしは11月に、20年間使ったガス台の火がつかない……というか、火をつけても勝手についてないと判断してガスを止めてしまうという故障のため、ビルトインガスコンロを買い換えました。
購入したのはリンナイのビルトインガスコンロ「LiSSe(リッセ)」。
平成20年(2008年)以降作られたすべてのガスコンロはSiセンサーコンロになりました。Siセンサーコンロとは全てのバーナーに、「調理油過熱防止装置」「立ち消え安全装置」「グリル消し忘れ消火機能」を備えたコンロです。
新しくガスコンロを買っても、Siセンサーがついたコンロでは何ができないか、誰も教えてくれません。説明書にはいろいろ書かれていますが
「ガスコンロなんて、これまでも説明書なしで使ってきたし、これからも
説明書なんて要らない」
と誰でも思いますよね?
でも、Siセンサー以前のガスコンロと、Siセンサー以降のガスコンロでは、知らないと危険、知らないと料理できなくなることがあります。
わたしは以前、友人の和田由貴さんから、安全センサーつきガスコンロが法制化された結果、これまでやってきた調理の一部ができなくなったという話を聞いていました。
そのため、ガスコンロの工事が終わると、すぐに説明書を開いて読みました。
まあ、禁止事項がいっぱい。
一番ショックだったのはダッチオーブンが使えなくなったこと。使いたい場合は、リンナイのグリル専用のダッチオーブンを買わなければいけないようです。これまで愛用してきたダッチオーブンは使えないし、グリル内で使うのでは小さくて、できない料理だらけ。
焼き網も使用禁止。
異常加熱の恐れがあるから……ですって。強引に焼き網を使うと、異常過熱と判断して、勝手に火を弱めてしまいます。
もうすぐお正月なのに、餅が焼けないなんて!
説明書では「餅はグリルで焼いてください」となっていますが、うーん…納得ゆかない!
温度センサー付きガスコンロ用焼き台で解決
Siセンサーコンロでも焼き網を使えるようにする道具、「温度センサー付きガスコンロ用 焼き台」を見つけました。
ちょうどセシールで、商品を購入してレビューした分をキャッシュバックしてくれるキャンペーン中だったので応募して、「温度センサー付きガスコンロ用 焼き台」を購入しました。
セシールのサイトの写真は、焼き網が載った使用シーンの写真なので、焼き網付きと勘違いしがちですが、焼き網は付いていません。
商品は陶器の不思議な形の焼き台だけです。
まず五徳の上に、この焼き台を載せます。次に中央の部分に8分目まで水を入れます。わたしは氷と水を入れました。説明にも氷のおすすめが書かれていました。氷にしておくと、温度上昇が遅くなり、それだけ長時間使えます。
焼き台の説明書によれば、連続使用可能時間は20分。そのくらいで水が蒸発して、温度が上がり、Siセンサーに火を弱められてしまいます。
水を入れたら、上に焼き網を載せて、後は以前と同じように調理するだけ。
これで安心してお正月が迎えられます。
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