マジックブレット デラックスは「刻む」、「おろす」、「混ぜる」、「する」、「砕く」、「挽く」、「泡立てる」の7役ができるというのが売りの商品です。
結論から言うと、マジックブレットは大型でパワフル、多機能なミルサーです。
わたしはイワタニのミルサーを二十年使いこんできましたが、ミキサーとして使うにはパワーが足りない、量が少ししかできないことが不満でした。そこをクリアしてくれたのが、マジックブレットでした。
先日、ショップジャパンのイベントで料理研究家による実演を見て、実際にマジックブレットに触れてみて「あ、これなら買う」と思いました。
基本的にキッチンのものが増えるのが嫌いで、最初にミルサーを購入するまで結婚から10年考えました。ミルサー購入から20年、次に何を買うか考えた末に、マジックブレットに触れてみて、「これのためなら収納場所を作ってもいい」と思い、無料モニターの機会に手を挙げ、運よくマジックブレット デラックスをいただき、現在、愛用中です。
夫婦二人分ていどの量なら、肉をこねたり、スムージーを作ったり、ふりかけを作ったり、生クリームを泡立てたり、十二分にできます。
ミルサーはチョッパー、フードプロセッサー、ミキサー、ジューサー、ハンドブレンダーなどと比較検討されます。どこがどうちがうのか、それぞれの得意な部分と苦手な部分、洗いやすさについて比較します。
マジックブレットとは
得意
「砕く」、「挽く」、「混ぜる」、「すり潰す」、「おろす」、「泡立てる」が得意。
水分や粘度があるもの対象に活躍する刃が4枚ついたパワフルな「クロスブレード」と、乾いたものが得意な2枚刃の「フラットブレード」がついているので、さまざまに活躍します。
マジックブレットはわたしが持っているイワタニの昔のミルサーよりもパワフルで、量も多く扱え、二人分くらいならすりつぶしたり、こねたりが充分にできます。
ブレンダーカップ、フィルター、押し込み棒でジューサーとしても使用できますが、一般のジューサーほど、きれいにカスをジュースを分離することはできません。柑橘類など水分が多い果物のジュースづくりにはおすすめですが、ニンジンなど硬い、水分少なめの野菜でジュースを作るのはおすすめできません。
苦手
みじん切り。切れていない部分があるからと回し続けると、部分的にペーストになりがち。回すのではなく、瞬間触れて、ぱっと離して、短く稼働して、切れた部分から外に出して、残りは続けて……と、かなりコツも手間も必要で、包丁で切った方が簡単です。
洗いやすさ
汚れるのはカッターがついたフタとカップだけ。
使用後に水と洗剤を入れて稼働すると、きれいになります。作ったカップで料理をそのまま保存できますが、わたしは刃を洗いたいので、ミルサーのカップはすぐ空けます。マジックブレット デラックスは取っ手付きのドリンクカップがついているので便利です。
刃物もそこまで鋭くないので、気になる刃の陰もペーパータオルを入れて拭けます。わたしは他の調理をしながら、洗って片付けています。
ミルサーとは
得意
本来の仕事は「砕く」、「挽く」。コーヒー豆を挽いたり、煮干しなど観物を砕いて、ふりかけや粉末出汁を作ったりできます。
「小さなミキサー」とも言われ、スムージーやポタージュなど、なめらかにすり潰したり、肉を挽いてひき肉にしたり、混ぜたりする作業も、量は限定されますが、できます。
苦手
基本的にはミルサーは少量に特化していて、量が増えるとうまく働きません。
ただし、マジックブレットはわたしが持っているイワタニのミルサーよりもパワフルで、量も多く、二人分くらいならすりつぶしたり、こねたりできます。イワタニのミルサーは押している間しか回りませんし、粘度の強いものを入れると、すぐに重くてストップしてしまい、カップを外して振って偏りを直し、安全装置を押して解除して、再度回していましたが、マジックブレットはパワーがあり、しっかりと回ります。押したまま、右に回すと、手を放しても連続で稼働します。
洗いやすさ
洗い物に関してはマジックブレットと同様です。
ミキサーとは
得意
水分や粘度のあるものをつぶして混ぜられます。
スムージーのようなどろっとしたジュースやポタージュを作ることが得意です。
苦手
乾いたものを砕いたり、粉々にするのは苦手です。
また量が少ないと空回りしがちです。
ジューサーのようにカスを取り除いたジュースは作れません。
みじん切りにしようとすると、ペーストにしがちです。
洗いやすさ
複数のパーツがあり、洗い物の数が増えます。
刃で手を切らないよう注意が必要です。
チョッパーとは
得意
みじん切りが得意です。
正直、みじん切りはチョッパー以外は大体ダメ。どうしてもみじん切り機械がほしいならチョッパー。少量だと洗い物が増えることを考えたら、包丁が一番で、大量のときだけ使う道具なので、電動ではなく手動がおすすめ。
苦手
それ以外ほぼ何もできません。コーヒー豆など硬いものを砕いたり、水分が多いものを扱ったり、挽いたり、混ぜたりできません。フードプロセッサー機能付きのものも出ていますが、かなりパワーが落ちます。
洗いやすさ
洗い物に関してはマジックブレットと同様です。
フードプロセッサーとは
得意
混ぜたり、こねたりするのが得意。
苦手
少量だと空回りして、うまく混ぜたり、こねたりできません。粉末にするのも手間がかかります。
重いので、基本的には使う場所に置きっぱなしの道具です。
洗いやすさ
パッキンやブレードなど複数のパーツがあるため、洗い物の数が増えます。
ハンドブレンダ―とは
得意
鍋やボールに直接入れて、混ぜることができます。
場所を取りません。
苦手
ボールなどの口が空いた器に入れて使うため、混ぜている生クリームなどが周囲に飛び散りがちです。
洗いやすさ
水と洗剤を入れたボールなどに入れて稼働して洗います。油断すると、洗剤をまき散らすので注意しましょう。
ジューサー
得意
水分をたっぷり含む果物などをつぶして、カスを取り除いた、澄んだジュースを作れます。
苦手
カスを取り除いてしまうため、ポタージュなどドロドロしたものは作れません。
洗いやすさ
分解して洗う必要がありますし、こびりついたカスを取り除く必要もあります。
というわけで、少人数で、みじん切りと透明なジュース以外のシーンなら活躍するマジックブレットおすすめです。
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